憎むというのはしんどいし疲れる。 憎み続けるならなおさらだ。 憎むとは、自分が富んでもそれには分け与えないということだ。 憎むとは、自分が窮してもそれには寄りかからないということだ。 憎むのは、過去に囚われている証である。 今年はすべてを愛そう…
なんでも面白がれる、チャレンジ精神が旺盛な人は素晴らしい。 ただ、現状に満足する時間というのも、我々には必要なのではないだろうか。 あれが足りない、これが足りない、と言い出したらキリがない。 そうしているうちに飢え続けた挙句、どこかで必ず限界…
この令和の時代には、いろんなハラスメントがあるから、いつ自分がハラスメントにあったり、あるいはハラスメントをしでかすか分からない。 そんな中、よく昭和のやり方が抜けていない人が、炎上しているのをいまだに見かける。 確かにハラスメントはよくな…
どうしても嫌だったことが頭から離れない。 そして気持ちが沈んでいるせいだろうか、良いことがないかを探してしまう。 そうなるのは当然幸せになりたいからだろう。 それと同時に今は幸せだと思えていないからだろう。 今辛くてしんどいのは、あの時のあれ…
彼らは誰かが失敗するのを、ハイエナのように狙っている。 彼らは一瞬の隙も見逃さない。 彼らは急所や傷つきやすい箇所から襲う。 彼らは強きものに阿り、常に安全な場所にいる。 彼らは心臓を喰らいながら、「少ししか食べていないから大丈夫だ」と言う。 …
僕は自分が特別な存在だとずっと信じていたい。 でもこの世界は、なかなかそれを許してくれない。 僕はたとえどれだけ否定されようとも、この世界を否定しない。 挑み続けてやる。 ある時、友は言った。 自分が特別だと思った時、それは自惚れに変わると。 …
僕らは、日本人はどうだとかB型がなんだとか、とにかくみんなにあてはまる共通点はないかと躍起になって探している。 でも、共通点に当てはまらないものがいれば、あの人は違うとそれを特別扱いする。 それが羨望の眼差しなのか蔑視なのかは分からないけど。…
好きな音楽のビートに合わせて歩く。 エレベータを降りる時、誰も乗ってこなければ、閉めるボタンを押して出る。 自分が大きな力を手に入れた時の妄想をしておく。 そんな人とは違うちょっとした遊び心や思いやり、イメージトレーニングが、僕たちの人生の隠…
人なら誰しも他人と比較したことがあるだろう。 しかし、そもそも自分と他人を比較することは本当にできるのだろうか。 他人と比較するということは、外から両者を見ているということで、あたかももう一人の客観的な視点を持つ自分が現れているような気がす…
緊張すると腹が鳴るしゲップも出る、寝ててもいびきをかくし、おならも出る。 もちろん我慢をしようとするが、どうしようもない時がほとんどだ。 そんな時は、それらの音をかき消すために、鼻をすすってみたり、唾を飲み込んだり、咳をしたりする。 そして結…
口答えするな。 開き直るな。 質問に質問で返すな。 屁理屈言うな。 これらは、誰かと話し合っている時、言われたら腹が立つ言葉である。 なぜなら、どれだけ相手が間違っていようと、このような言葉を言われるともはやその後は議論にならないからだ。 だか…
死ぬ気があるなら死ぬ気で生きてみろって言う人がいる。 でも、どうやったって生きていけそうにない時はあると思う。 それに、死にたいと思っている人は、もうすでに死ぬ気で生きているはずだ。 死は最大の防御である。 死という最期があるから、僕たちは精…
電話を取るのもかけるのも苦手。 心の準備にかなり時間がかかる。 話し始めが苦手。 「あっ」とか「えっ」とか、少し声を出さないと話し出せない。 自己紹介が苦手。 自分の何を話せばいいのか、頭が真っ白になる。 初対面の人の名前を聞いて覚えるのが苦手…
あけましておめでとうございます。 毎年思うことだが、今年の僕は去年の僕より成長しているのだろうか。 まあ、成長しているということにしておこう。 何かができるようになったということは一つも無いけれど。 今年の目標などと、いちいち毎年目標を立てる…
オナラをしたおじさんが僕を睨んだ。 すると、みんなも僕を睨んだ。 違う違う違う。 でも僕は足早にその場を立ち去った。 だいぶ昔に書いた実話を元にした小話だ。 くだらないと思ってもらって構わない。 くだらないのだから。 嫌な出来事も時間がたてば笑い…
急に今までとは全く違う、新たな気持ちに切り替えるのは非常に難しい。 いつから始めようと、物事を始めるのに遅いなんてことはないと言われる。 しかし、受験勉強を試験の一か月前から始めたとしたら、少し遅すぎると言わざるをえないだろう。 また、勉強を…
一度でも死にたいと思ったことのある人と、一度も死にたいと思ったことのない人とでは、明らかに価値観が違う。 どちらが良いとか悪いとかいうことは無いが、そこにはけっして分かり合うことのできない、とてつもなく大きな溝があるように思う。 それは名作…
自分は何も被害を受けていないのにも関わらず、過ちを犯した人を見ると、嬉々として責め立てるような人がいる。 このような罪を憎む心はあるが、自分の立場を理解していない人は、自分は正しいと思っているがゆえに余計に厄介だ。 そういう人たちには、過ち…
眠る瞬間。 夢の始まり。 満腹になった一口。 最後にした咳。 許される遅刻の時間。 そんなあやふやなものが多いこの世の中でも、やっばりその境界線のギリギリを知りたくなってしまう。 なぜなら、そこに人の善悪に対する感情のヒントがあるように思うから…
僕は、暗い海を彷徨うダイバー。 海中には、僕を襲う巨大な鮫。 海面には、僕と空気を隔てる分厚い流氷。 僕は鮫に襲われながら海面を目指すけれど、流氷が邪魔でなかなか海面に上がれない。 ボンベの空気は減るばかり。 逃げて逃げて体力もどんどん失われて…
自分がどんなに好きなものでも、嫌いな人もそれが好きだと知ると、なぜか途端に熱が冷めることがある。 嫌いな人が好きなものは、全て憎むべき対象に思えてくる。 もちろん、頭では嫌いな人と嫌いな人が好きなものとは何の関係も無いことは理解できるのだ。 …
僕の背中に急に翼が生えたら、なんて妄想をたまにしてしまう。 世界中でただ一人、僕だけにしかできないことがあるなんて、とてもすごいことじゃないか。 そうなれば、僕は優雅にかつダイナミックに空を飛ぶよ。 みんなの眼差しを一身に受けて、僕は恥ずかし…
普段思っているけど、なんとなく世の中がそれを言うのを許してくれないような空気感があって、なかなか言えないことが多い。 でも、あえて言おうと思う。 それが間違いなら、言葉でただしてもらえばいい。 言えないままモヤモヤして、そんな風に思う自分のこ…
僕だけなのかな。 家の鏡で見る自分の姿と、外の鏡で見る自分の姿が全然違うように感じるのは。 日常の何気ない瞬間を、時々夢で見たことがあるように感じるのは。 好きな曲のリズムに合わせて歩いてしまうのは。 尊敬できる人に会ったことがないのは。 お金…
一度失敗してしまうと、リベンジするには一度目よりもさらに大きな勇気が必要となる。 周りも、また同じ失敗をすればそれ見た事かと馬鹿にしたくてウズウズしてる。 そんな中でも、勇気を持ってチャレンジしていこうじゃないか。 前とは違う小さな変化に、新…
先日、五年ほど前に書いた日記を読み返していたら、当時の辛い気持ちを綴っていたものがあった。 こんな気持ちになっても、なんとか生きていけるということを示したいので、今日、ブログに載せようと思う。 僕には生まれた日の記憶がある。 ベッドで寝ている…
記憶というのは、なかなか厄介なものだ。 記憶力がなければ未来を目指すことなどないので、もちろん行動不能になるが、記憶力がありすぎれば過去にとらわれすぎてしまい、やはり行動不能となる。 要するに、記憶力はバランスが大事なのだ。 ほどよく覚えてほ…
他人が自分をどう思っているのかなんて、どうでもいいと言いながら、ホントはものすごく気にしているそんな君へ。 相手の本音を知りたくて、でも怖くて聞けないそんな君へ。 幸せは自分で決めると言い聞かせながら、他人の羨む幸せを求めるそんな君へ。 目立…
人間誰しも過ちの一つや二つあるだろう。 しかし、その過ちを、己という作品のキズのままにしてしまう者と、そのキズすらも己の一部として受け入れる者とがいる。 もちろん過ちの大小もあるだろうが、その違いは何なのだろうか。 一度過ちを犯してしまえば、…
世の中には少なからず迷惑な老人もいることだろう。 だからといって、何でもかんでも老害という言葉で片付けるのはいかがなものか。 やはり、年齢を重ねている分だけ、年配の方にはある程度の敬意をはらうべきではないだろうか。 老害という言葉は間違いなく…