緊張すると腹が鳴るしゲップも出る、寝ててもいびきをかくし、おならも出る。
もちろん我慢をしようとするが、どうしようもない時がほとんどだ。
そんな時は、それらの音をかき消すために、鼻をすすってみたり、唾を飲み込んだり、咳をしたりする。
そして結局、うるさい人になってしまう。
静寂の中、音を出すのは恥ずかしいし、誰かをイライラさせたり、不快にさせるかもしれない。
だから、誰かとずっと一緒にいる時は、リラックスなんてできない。
どんなに気の知れた相手でも、それが原因で、その関係を壊したくないからだ。
とは言え、自然と気を遣うのが癖付いているから、周りの人からの信頼度も高い。
すると余計に、失態は許されないと感じてしまう。
それでも、孤独には耐えられないし、人と接していたいと思っている。
そんな言いたいことも言えない心の代わりに、身体が叫んでいるのかもしれない。
うまくいかなくても心を開いて、自分の素を出していけばいいんだと思う。
そんなことくらいで崩れるような関係性なら、こっちから願い下げだ。
思いやる心さえ失わなければ、きっと全部うまくいく。
静かだけど意地悪な人か、うるさいけれど優しい人なら、僕は後者を選ぶよ。