死
自分と同じような死にたい人と繋がりたいと言うと、どうして死にたいのに人と繋がりたいのかと思う人もいるらしい。 だが、そういう人たちは、想像力や思いやりが欠如している。 何の理由もなく死にたい人などいないのだから、当然死にたい人にはそれ相応の…
近頃、愛することの難しさに頭を悩ませる。 家族、恋人、友達など、愛すべき人はたくさんいるだろうが、正しい愛し方とはどのようなものだろうか。 たとえば、愛する人が誰かに傷つけられたとする。 当然、自分のことのように悲しみ、怒り、相手を憎むと思う…
親子の関係は、一見フェアではない。 そう言うと、親の立場が強くて子の立場が弱いのだと思われるかもしれない。 しかし、そうではない。 子が正しくないのならば、親も正しくないが、子が正しいからといって、親が必ず正しいかと言われればそうではない。 …
失敗とは何だろうか。 仕事でミスをしたり、友達を怒らせてしまったり、世の中にはいろいろな失敗がある。 小さな失敗の積み重ねは、そのまま不幸感へと繋がってしまう。 しかし、それらの多くは、成功とまでは言えないにしろ、「失敗ではないもの」くらいに…
この度、当ブログの内容をまとめた本を、文芸社さんから出版させていただくことになりました。 本を出版することは、子供のころからの夢だったので、一つ夢が叶い、とてもうれしく思っています。 それもブログを読んでくださる皆様のおかげです。 本当に感謝…
すいません、ここが迷子センターですか? そうですよ、どうされましたか? いやぁ、どうもわたし人生の迷子になってしまったようで。 そうでしたか。あなたの運命の人は、この道を真っ直ぐ行って三つ目の角を右に曲がるといらっしゃいますよ。 ああ、よかっ…
地面に叩きつけられる雨粒のように生まれた僕ら。 最初は全てを見下してた。 でもいつの間にか見上げることしかできなくなった。 あの空に戻りたいって。
想像と現実の間には、もしかしたらさほど違いはないのではなかろうか。 確かに想像から現実に戻った時の虚無感はあるだろう。 しかし、想像と現実のどちらによっても、得られる気持ちは本物のはずなのだ。 結局人間は気持ちしか得られないと考えるならば、想…
もし今生きてるのが辛いなら、とりあえずこれまでの自分を全肯定してやろう たとえうまくいかなかったからといって、それが一所懸命やってなかったということにはならない 全部他人のせいにして自分に言い訳したっていい その時の自分はそうだったんだと開き…
人見知りだけど寂しがり 合格したいけど勉強はしたくない 痩せたいけどお菓子は食べたい などなど、人の心は矛盾だらけだ この相反する気持ちが競り合っていればいるほど、その後どちらの行動を選択したとしても、心は疲弊する 自分で決めた目標があるとする…
哲学を人について考えることとするならば、兵法は人への対処法である つまり、兵法は哲学の究極であると言える そうであるのに最近は、哲学を無視して兵法ばかり重視されているような気がしてならない それにつられて多くの人は、自ら考えることをせず、それ…
ずっとずっと死にたかった でも死ねないから、余計に自分はダメな奴だと思った だから、せめて生きてたい人たちの邪魔をしないように生きようと考えてた 無駄に酸素を吸って申し訳ないとさえ思ってた 無の存在になりたかった 自分の過去も現在も未来も全て無…
もともと曲がったことが大嫌いだった 理不尽を押し付けられたりすることはあっても、決して自分は他人に迷惑をかけまいと、そう心に誓っていた 聖人君子でありたいと思っていたし、そうでなければならないと思っていた けれど、生きていればどうしても、他人…
死のうとする人は無理に頑張るということがある どうせ死ぬから最後の力を振り絞ろうとするその気持ちは、痛いほど理解できる でもそんな気持ちでできることなんて、はっきり言って大したことはない 人間は生きようとするから、凄まじい力を出せるんだ 生を…
やる気が無いならやめろっていう人がいる それはもちろんその通りだと思うが、やる気を出せるような環境でもないくせに、偉そうに言うのはどうかと思う そもそもとても人に誇れるような仕事でなければ、やる気なんて出るはずもないではないか 世の中には詐欺…
人は生まれてから死ぬまでの間に、多くの言葉を発し、多くの言葉をもらう だから、言葉というのはその人の一部となり、他人に影響を与え、時に自分自身も影響を受ける もちろん、人は言葉だけでできているわけではなく、行動もその人を形成する一つだろう だ…
一人の人間が死んで、世界が本当に立ち行かなくなることはないだろう まあ、全人類を収監して、一人がその面倒を見ているなんていう状況があり得るなら話は別だが そんなあり得ない話はさておき、ある人の死が与える影響が、その人が生きていた間に与えた影…