うつの心を震わせろ〜成功への道標〜

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愛憎の果てに

近頃、愛することの難しさに頭を悩ませる。

家族、恋人、友達など、愛すべき人はたくさんいるだろうが、正しい愛し方とはどのようなものだろうか。

たとえば、愛する人が誰かに傷つけられたとする。

当然、自分のことのように悲しみ、怒り、相手を憎むと思う。

しかし、だからといって、その相手を自分が代わりに傷つけてはいけないのではないかと考えるのだ。

あくまで、それは愛する人と傷つけた人の問題であって、自分に口出しする権利はないような気がする。

だからこそ、法律があって、裁判官がいるのだと思う。

ただ、そんな考えになってしまう自分は薄情なのかもしれないと悩んでしまう。

結局、自分には、愛する人と共に泣き、悲しみ、怒り、寄り添うことしかできない。

自分一人の「人」としての域を、超えれば傲慢になり、狭めれば卑屈になる。

その枠の中で、愛する人を精一杯自分の手で守っていける「人」になりたい。