人見知りだけど寂しがり
合格したいけど勉強はしたくない
痩せたいけどお菓子は食べたい
などなど、人の心は矛盾だらけだ
この相反する気持ちが競り合っていればいるほど、その後どちらの行動を選択したとしても、心は疲弊する
自分で決めた目標があるとする
誰だって当然その方向に向かって突っ走って行きたい
けれど、たいがいその道は険しく、逃げ出したくなる
でも、逃げ出したら自分を嫌いになるし、続けるのはもちろん苦しい
だから、やらなきゃいけないという気持ちとやりたくないという気持ちが拮抗しているなら、結局どちらを選択したとしても、心が揺れ動く分うまくいかない
他人は、強い気持ちで立ち向かえ、何でも継続が大切だと言う
でも、たとえ諦める選択をしたからといって、その人に強い意志が無かったとはいえないのではないだろうか
ただ、やりたくない気持ちがやりたい気持ちに勝っただけなのだ
客観的な行動だけでは、気持ちの強さは分からない
気持ちの強さは、その選択をした自分の心へのダメージが物語る
とはいえ、自分の選択で不安になったり、自分を嫌いになる必要はない
大切なのは、自分の選択に自信を持って、過去ではなくその先を見据えることだ
自分だけでなく相手の心の矛盾も、理解できるような大きな器を持ちたいものだ