目が覚めたら死んでいたり、そうでなければ記憶喪失になっていたり、目が見えなくなっていたりしないかな、なんてことを考える時があった
自分で死ぬこともできないから、とにかく都合良く今の状況から抜け出せる方法がないかばかり考えていたんだろう
その時の自分は、そんな妄想ばかりで自分の運命を受け入れられず、ただその運命から逃げ出そうとしていた
自分は陸上選手でいうところの短距離型だ
だから、その場しのぎの努力はできても、長期間、ましてや人生という超長距離走ではすぐにバテてしまう
しかし悲しい哉、人生では長くコツコツ頑張れる人ばかりが注目される
でも、短距離でも一所懸命走って、疲れたら休んでまた少し一所懸命走るっていう生き方もありだと思う
案外、結局最後にはずっと走り続けてた人たちと遜色ないくらいのところまで行けるかもしれない
人にはそれぞれ向き不向きがある
短所を伸ばしても平均にもなるか分からない
なら、長所を伸ばしていこう
少しの時間でもその間は他の誰よりも速く走れるはずだ
抜かれても気にするな
脈を整えればきっと追いつけるし、そもそも別に同じ方向に行くことなんてないんだよ
悪い妄想ばかりしていても、落ち込むばかりだ
自分でもニヤけてしまうような妄想を膨らませて、それを少しでも現実に近づけてみようぜ