よく時間が解決してくれるなんて言う人がいるけど、それはちょっと違うんじゃないかと思う
時間はたしかに嫌な出来事や困った問題を薄めてはくれるが、解決してくれるわけではない
では、どうしたらそれらは解決されるのだろう
それは、自分自身が変化する以外にない
ここで重要なのは変化であって成長ではないという点である
人は死ぬまで成長するのではない
死ぬまで変化するだけだ
また、自分は何も変わっていないと思っていても、周りから見ればおかしくなったと見えることはよくある
例えば、コロナが流行したからみんなマスクをするようになったのに、自分は変わらずマスクをしなかったらどうだろう
今までとは違うように見られるだろうし、時代の流れに逆らいだしたと言えなくもない
だから、何の基準も無しにただ変わらないというのは不可能だ
たった一つでいい、これは変えたくないと思うものを変わらず守り続ける、これが難しいが大切なことなのだと思う
話を戻そう
自分自身で嫌な出来事や困った問題に折り合いをつけるには、それを自身の経験として受け入れ、それを本気で解決しようと向き合うしかない
具体的には、なぜそうなったか、なぜそう思ったかを客観的に考え、その上でその出来事に対する評価を下すということだ
そして、その時の感情である腹立ちや悔しさを引き連れて生きていくのはやめた方がいい
たとえそれをバネに頑張れたとして、その先に一体何があるというのか
新たな行動を起こす時に、いつまでも前の心情に引きずられていてはいけない
自分のことを解決できるのは自分だけなのだ