それは人を殺すという行為は、「人」にはできないからだ
以前も書いたが、人は平等であるから「人」を見下せない
人を殺すということは、人を蔑ろにする行為であることは言うまでもなく、人権を踏みにじる行為である
つまり、平等であるはずの「人」という立場を自ら放棄してしまっているのだ
人を殺してはいけないと言うのは、人が「人」でなくなるのを見たくないからだ
同様に物を盗む行為、騙す行為、馬鹿にすることも、「人」には許されていない
人は皆、人間であるという点で平等である
人はそれ以上でもそれ以下でもない
それを言えるだけの知能が人間にはある
自分がされて嫌なことは人にしてはいけないとは、まさにその通りなのである
自分が「人」として扱って欲しければ、他人を「人」として尊重しなければならない