日本人はこうだとか、何かのグループ全体を一言で表そうとする人たちがいる
確かに大きく見ればそういう傾向はあるかもしれない
けれどそう見るからこそ憎しみや偏見は無くならないのではないか
そういうふうにしか見れない人たちは、本当に一人一人と真剣に向き合えているのだろうか
グループの共通点を無理矢理見つけて、それがそのグループのアイデンティティなのだと勝手に決めつけている
そのグループの中にもそのアイデンティティを持っていない人もいるし、他に素晴らしいものを持っている人もたくさんいるのに、グループに属しているだけで差別しては自分の世界を狭めるだけだとなぜ気付かないのか
グループ化すると整理できたようで気持ちいいかもしれないが、人間はたったの一言では到底表すことができない複雑な生き物だ
人種や民族などはその人を知る上でさして重要ではないのだ