うつの心を震わせろ〜成功への道標〜

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五十歩百歩

五十歩百歩とは、違いはあるが大差はなく、似たり寄ったりであることである

孟子が梁の恵王に、五十歩逃げた者が、百歩逃げた者を笑ったらどう思うかと尋ねた所、恵王はどちらも逃げたのだから同じだと答えた逸話が由来となっている

確かに、逃げた者が逃げた者を笑うのはおかしいが、五十歩の差は大きいと思うのである

それぞれの差に応じた対応をしなければ、同じ逃げるなら遠くまで逃げる方が良いという判断になりかねない

また、良いことであっても悪いことであっても、全く同じ行為というのは無いはずだ

どんぐりの背比べだと笑うかもしれないが、その小さな差を気にしないのに、大きな差だけを気にするというのでは、細やかな気配りが出来るとはとても思えない

さらに、小さな所まで見えれば、どちらにしようか迷う場面で、選択する際の判断材料も増える

繊細な目を持つ事で、今まで気付かなかったような、人それぞれの長所や短所も見えてくるはずだ