人に席を譲るべきかどうか迷う時がある
譲って喜ばれれば何ら問題はないが、それによって気を悪くする人もいるだろう
だから、杖を持っていたり、明らかに立っているのが辛そうな人、もちろん妊婦や怪我人など、はっきりと見て分かる人には席を譲るようにしている
人を見た目で判断してはいけないというが、こういう場合はそれによってしか判断できない
こちらとしては、自分の行為で相手を傷付けたくはないのだ
だから、譲るのは、傷付けないだろうと確信できる時だけにしている
でも席を譲って、そんな歳ではないのに失礼だ、と言われて、せっかく譲ってあげたのに、と嘆く人もいるだろう
だが、それは譲った側が完全に悪い
なぜなら、先制攻撃を仕掛けたのはこちらだからだ
もちろん、そんなつもりはないことは百も承知である
しかし、相手はそう見られたこと自体がショックなのだ
だから、もしそんな状況になったら嘆くよりもまず先に謝罪しよう
それと、お年寄りが立っていて若者が座っているのを見たからといって、席を譲れと若者に言うのも良くない
今度は若者を、健康で元気で立っていても大丈夫だと、見た目で勝手に判断しているからだ
その時はとてもお腹が痛いかもしれないし、とにかくどんな事情があるか分からない
とりあえず自分は、そういう場合は譲るか、もしくはもとから立っておこうと決めておけばよく、それを他人に強要することはあってはならない
そもそも、電車に乗るということは少なからず立つ可能性があり、それを承知して乗っているはずである
もちろん、健康であるのに満員電車で優先座席に座るのは良くないと思うが、そんなに周りを意識しすぎる必要はないと思う
気付いた時にさっと譲れれば、それでいいんじゃないかな