うつの心を震わせろ〜成功への道標〜

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俺ら田舎さ行ぐだ

忙しない現代に生きていると、ふとのんびりした生活に憧れることがある。

人は道具を生み出して、生活をどんどん便利にしていくが、それによってできたちょっとした時間すらもスキマ時間と呼び、埋めようとする。

昔は歩くしかなかったのが、バスや電車などに乗るようになって、かなり時間に余裕ができたにも関わらず、その乗っている時間を勉強やニュースを見るのにあてる。

人間は物に対してだけでなく、時間に対しても貪欲であり、その欲望はとどまることをしらない。

ならば、歩くしかなかった時代の方が、ゆったりと時が流れて、その分、現代よりもっと何か大事なものを見つけられていたような気がするのだ。

歩くのはもちろん、洗濯したり、風呂の水を汲んだり、薪に火をつけたり、そんな日常の当たり前だった時間と引き換えに、我々は便利さを得たが、心の平穏を少し失ったのかもしれない。

時給や利息などによって、時間とお金が結び付き、すると時間を持て余すことが怖くなって、無理に予定を詰め込んで、安心しようとしている。

けれど、何事にも限界がある。

いくら時間がもったいないとはいえ、時間に縛られ続けていると、心は消耗するばかり。

時間との距離が離れていれば埋めようとするし、迫っていれば追われているような気がするのだから、どうしようもない。

ちょっと、ゆっくり生きてみようと思う。

 

落ち着か無エ 仕方が無エ

なんてったってゆとりが無エ

 

以下おまけ

は〜 田んぼも無エ 畑も無エ

座れる電車も走って無エ

トンビも無エ 星も無エ

タクシー毎日ぐーるぐる

朝起きで スマホ見て

十分足らずで家を出る

小川も無エ 花も無エ

動画は一日ずっと見る

 

俺ら こんな街いやだ 俺らこんな街いやだ

田舎へ出るだ

田舎へ出だなら 野菜育てて

田舎でカフェ出すだ

 

は〜 林も無エ 滝つぼ無エ

回覧板などみだごと無エ

木造無エ 和室も無エ

地味な服装ア俺一人

若者は年寄りを見てもイヤホン知らんぷり

食堂無エ 寄合無エ たまに来るのは配達員

 

俺ら こんな街いやだ 俺らこんな街いやだ

田舎へ出るだ

田舎へ出だなら 資格ば取って

田舎で人乗せる

 

は〜 漁船も無エ しきたり無エ

無人販売大丈夫?

公衆電話あるけれど

かけてる人など見だごとア無エ

トンボも無エ 蛍も無エ 

たまに来るのはゴキブリよ

自然も無エ ある訳無エ

綺麗な空気と水が無エ

俺ら こんな街いやだ 俺らこんな街いやだ

田舎へ出るだ

田舎へ出だなら 土地をば買って

田舎でリア充

 

俺ら こんな街いやだ 俺らこんな街いやだ

田舎へ出るだ

田舎へ出だなら 野菜育てて

田舎でカフェ出すだ

 

あーよいしょ

                 孟 替朗