うつの心を震わせろ〜成功への道標〜

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辛いことがあったら

嫌なことや辛いことがあったら、その経験を昨日までの自分の葬式費用だと思うことにして、過去のしがらみと訣別することにした。

そうすれば、嫌なことや辛いことがあるたびに、それをきっかけとして自分は新たな自分へと生まれ変われる気がするんだ。

人はそんなに簡単に変われはしないと言われる。

けれど、そんなことはないよ。

ただ自分のなりたい方向に、なかなか行けないだけだ。

辛い経験は忘れ難いし、再び歩き出すためのやる気や勇気は行方知れずなことが多い。

それでも、強く念じていれば少しでも理想の自分に近付けると思うし、本気でなりたいなら、「絶対になれる」と信じることから始めるべきだと思う。

今年を振り返ってみても、何度自分の葬式をしたか分からない。

失敗だらけだった。

CMなんかで「そうなる前に」という売り文句をよく聞くが、そうなってしまったらどうしたらいいんだろうと何度も思った。

きっとそれは、その後の心の持ちようが大切なんだと思う。

嫌なことがあるたびに落ち込んで、それでもなんとかそれを取り返そうと頑張っても空回りするだけなら、その苦い思い出は自分にとって必要な費用だったと思えばいいんじゃないだろうか。

投資ではなくて費用だと思えば、取り返そうと躍起になることもない。

でも、辛いことがあったからといって、これから歩く道も今までと変わらず、ずっと「きっと上手くいくはず」と思っている道なんだ。

だから、どこかで上手くいかなくなったら、一度過去から続いている嫌な記憶に区切りをつけて、真っ新な気持ちで生まれ変わろうじゃないか。

決して過去の自分を否定するわけじゃない。

過去の自分を労い、遺志を継いで、また自分の信じるベストな道を歩んでいけば良いのだ。

そうやって自分で人生という絶え間無い時間にあえて区切りをつけることで、自分への理解を深めていきたい。

昨日までの自分の葬式が盛大であればあるほど、これまで大した事がないと思っていたそれまでの自分がいかに幸せで立派であったかに気付けるだろう。

なぜなら、何も持たない者には失うモノすらないのだから。

そして、明日から生まれる新たな自分は真っ新でまさに何も持っていない。

あとは幸せになるだけだ。

そうやって数々の幸福と困難の繰り返しを乗り越えていけば、いつか過去の自分を懐かしむことができる、深みのある人間になれるはずだ。

ちょうどもうすぐ年も明ける。

この年の瀬に、今年あるいはこれまでの辛い記憶を葬り、過去の自分への涙とおさらばし、何にも囚われない心で新年を迎えたいものだ。

人は生きている限り、時間を吸収し続け、常に新たな自分と出会うのだから、成長が止まるということはない。

だから、少なくとも今年よりも来年の自分の方が間違いなく成長しているはずなのだ。

その上で、来年はさらに幸せで良い年になると信じて、理想の自分に近付けていきたい。

大丈夫、きっと上手くいく。

 

今年もお疲れ様でした。

皆さんもどうか良いお年を。

そして来年もよろしくお願い致します。