うつの心を震わせろ〜成功への道標〜

人生について真剣に考えてみる メルカリショップにて著書「作麼生」を出品中です

君の記憶に僕はない、僕の記憶に君は居座る

僕は何者にもなれないまま、息をしなくなるのだろうか。

どうせ僕のことを必要としてくれる人なんて、いないと感じる。

僕は誰の記憶にも残らず、消えていく。

僕は自分だけを満足させて生きていくしかない。

でも、そうやって自分を騙すこともうまくできない。

やっぱり、過去の嫌な出来事が頭から離れない。

嫌なことばかり思い出して、楽しいことが思い出せない。

どうせ忘れられないなら、いっそのこと心に刻もうか。

そんなことを考えていると、自分がどうしたいのか、何が楽しいことなのか、そんな簡単なことですら分からない。

僕はどこからどこまでで、どれがホントの僕なんだ。

頑張って当たり前で、頑張らないとダメな世の中なら、そこまでして生きたくない。

僕には僕の人生があるのに、どうしてたくさんの人に踏みつけられなきゃいけないんだ。

社会や他人のせいにするなって言うけど、それを言う奴は僕のせいにするんだろ。

そんなに必死にならなくても生きていけて、誰も傷つけず、誰からも傷つけられずに生きられたらどんなにいいか。

結局みんな、自分が一人で死にたくないから、自分が最後の一人にならないように、一番不幸にならないようにしてるんだろ。

だったら、僕が最後に一人で死ぬよ。

僕がこの世で一番不幸になって、みんなに安心感を与える存在になるよ。

こんな奴でも生きてるんだって、見本になるよ。

この世で一番幸せだと言う人には誰も反論しないのに、この世で一番不幸だと言えば、もっと不幸な人はたくさんいるって、したり顔で言ってくる人たちは、その不幸な人のために何をしているんだろうね。

要するに、僕のまわりに安心感を与えてくれる人がいないなら、僕がやるしかないでしょ。

僕はみんなの幸せを願ってる。

みんなが幸せになれば、僕が最後に幸せになる。

誰かをバカにして、幸せ気分に浸りたい人も、僕をバカにすればいい。

その役は僕が引き受けよう。

僕を認めてくれる人は僕一人で充分だから。

僕が誰にも気づかれず、誰の役にも立てず、誰からも忘れられても、良くも悪くも僕は君を忘れない。

誰かの記憶に残ることが生きた証になるのなら、僕が君の証人になるよ。